冬になると暖房をつけても足元が冷えたり、部屋全体がなかなか温まらなかったり
そんな経験はありませんか？

実は、太陽光を上手く取入れる「窓の設計」次第で、冬の暮らしはぐっと快適に、
そして省エネにもなるんです。

太陽光を味方する"あたたかい住まいづくり"のポイントをご紹介。

　
1. 南向の窓で太陽の恵みをたっぷり取入れる

冬の太陽は低い角度から差込むため、南側の窓が"太陽光による暖房(無料)"となります。
リビング・ダイニングなど家族が集まる空間を南向に配置し、大きな掃き出し窓や腰高窓を設けることで、
昼間の太陽熱をしっかり室内に取込むことができます。
また、窓ガラスをLow-E複層ガラスにすれば、断熱性を高めながら、太陽光を効率よく取入れることができます。　


　
2. 庇（ひさし）や軒で"夏の日差し"はカット

太陽光は、冬は暖かく、夏は暑さの原因に。
そのため、四季を通して快適に暮らすには「日射コントロール」が大切です。
庇（ひさし）や深い軒を設けると、夏の高い位置からの強い日差しを遮り、冬の低い日差しだけを室内へ。
この工夫ひとつで、冷暖房の使用を減らし、省エネにつながります。
外観デザインのアクセントにもなるので、"見た目"と"快適さ"の両立が叶います。

3. 窓の位置と高さで、光の入り方をデザイン

同じ南向でも、窓の高さや形によって光の届き方は変わります。
たとえば、天井近くに設けた高窓（ハイサイドライト）は、やわらかな光を室内全体に拡散してくれます。
一方、足元近くの窓（ロースリット窓）は、床や壁を暖めて冷気をやわらげる効果があります。
窓の配置を少し工夫するだけで、明るさだけでなく"あたたかさ"もコントロールできます。

4. カーテン・ブラインドの工夫で熱を逃さない

せっかく太陽熱を取込んでも、夜になると窓から熱が逃げてしまうことも。
厚手のカーテンや断熱ブラインドを使えば、昼間に取込んだ暖かさをキープできます。
デザインと機能性を兼ね備えたウィンドウトリートメントで、インテリアとしても楽しめる空間にしましょう。

〜太陽とともに暮らす住まいを〜
太陽光を上手く取入れることは、心地良さと省エネの両立につながります。
冬は自然のあたたかさを感じながら、家族が笑顔で過ごせる時間を増やしましょう。
地域の気候や敷地条件を踏まえた"光と風をデザインする家づくり"を!!

太陽とともに暮らす快適な住まいを、一緒に考えてみませんか？