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注文住宅の素材選びで後悔しない!自然素材と新建材(合板・クロス)で変わる「10年後の暮らしの快適性」

2026年09月08日

注文住宅の素材選びで後悔しない!自然素材と新建材(合板・クロス)で変わる「10年後の暮らしの快適性」

マイホームの検討を始めたばかりの皆様、どのような家づくりをイメージされていますか?

「予算に合わせて企画住宅(セミオーダー)にするか、こだわりの自由設計にするか」
「おしゃれなデザインにするにはどうすればいいか」

こうした点に目が行きがちですが、実は住んでからの「快適性・健康・耐久性」を大きく左右するのは「家を構成する素材(建材)」です。

日本の住宅市場では、ビニールクロスやシート貼りフローリングなどの「新建材」を多用する会社と、無垢材や漆喰などの「自然素材」を取り入れる会社に大きく分かれます。
見た目は似ていても、5年後・10年後の「室内空気」「過ごしやすさ」「メンテナンスの手間」には圧倒的な違いが生じます。

本記事では、後悔しない家づくりのために知っておくべき「素材による暮らしの違い」「注意すべきポイント」「失敗しない選択手順」を分かりやすく解説します。

自然素材 vs 新建材 暮らしの快適性をもたらす4つの比較ポイント

まずは、日々の暮らしで実感しやすい4つのポイントで違いを整理してみましょう。
 

比較項目自然素材を取り入れた住宅(無垢材・漆喰・珪藻土など)新建材を多用した住宅(シートフローリング・ビニールクロスなど)
調湿性(湿度コントロール)素材自体が息をし、夏の湿気や冬の乾燥を自然に緩和する湿気を吸わないため、加湿器や除湿機に依存しやすい
室内空気質(アレルギー・匂い)化学物質(VOC)の放出が極めて少なく、生活臭も吸着分解する接着剤等による化学物質のリスクがあり、湿気がこもるとカビ・ダニの原因に
肌触り・足元の暖かさ熱伝導率が低く、冬でも裸足で冷たくない。やわらかな質感表面が冷たく硬いため、冬場はスリッパや床暖房が必須になりやすい
経年変化とメンテナンス傷や汚れも「味わい(経年美)」となり、アイロン等で補修も可能年月が経つと表面シートが剥がれ「劣化」が目立つ。張り替え費用が発生

具体的な素材の違い:無垢材・漆喰とシート材・ビニールクロス

具体的にどのような素材が使われ、どう違うのかを確認しましょう。
 

1. 床材(フローリング)の違い

 
無垢材(自然素材):
天然木を一枚の板として切り出したもの。
空気層をたっぷり含むため保冷・保温性が高く、冬場に裸足で歩いても冷っとしません。
表面に傷がついても、水分を含ませてアイロンを当てることで膨らんで元に戻るという復元力を持っています。

 
複合フローリング/シート材(新建材):
合板(引き揃えた木材を接着剤で貼り合わせたもの)の表面に、木目を印刷した塩ビシートを貼ったもの。
傷に強くお手入れは楽ですが、表面が冷たく硬いため、肌触りの温もりは得られません。
経年で表面が剥がれると修理が難しくなります。

 

2. 壁材・天井材の違い

 
漆喰・珪藻土(自然素材):
塗り壁材として知られるこれらの素材は、微細な穴が無数に開いており、「天然のエアコン」と呼ばれるほど強力な調湿・脱臭効果を発揮します。
室内でペットを飼う場合や、室内干しの匂いが気になるご家庭にも最適です。

 
ビニールクロス(新建材):
現在の住宅の9割以上で使われている塩化ビニール製の壁紙です。
安価で施工性が良く、豊富な柄から選べますが、湿気を通さないため結露の原因になりやすく、タバコや油分による黄ばみが落ちにくい性質があります。

素材選びで後悔しないための「失敗しない選択手順」

セミオーダー住宅や注文住宅を検討する際、失敗を防ぐための4ステップです。
 

ステップ1:自分たちの「優先順位」を明確にする

まずは「初期費用(イニシャルコスト)の安さ」を最優先するのか、「住んでからの快適性や健康、光熱費(ランニングコスト)」を重視するのかを家族で話し合いましょう。
「子どもの健康や心地よさを優先したい」「お手入れの楽さを重視したい」など、家族のこだわりを明確にします。
 

ステップ2:部屋ごとの用途に合わせたメリハリ使い
      家全体をすべて同じ素材にする必要はありません。

 
リビング・寝室・子ども部屋: 長時間過ごす場所には「自然素材」を使い、心地よさと調湿性を重視。

 
水まわり(トイレ・洗面): 掃除のしやすさを優先して「新建材(クッションフロア等)」を採用。
 

ステップ3:見学会で「匂い」と「足の裏の感覚」を体感する

カタログやWEBの写真だけでは素材の質感はわかりません。
実際の完成見学会やモデルハウスに行き、以下の2点を必ず確認してください。

 玄関を入った瞬間の「匂い」: 新築特有の接着剤の匂いがするのか、木の清々しい香りがするのか。

 スリッパを脱いだときの「足ざわり」: 床の冷たさや柔らかさを直接確かめます。
 

ステップ4:構造・性能と合わせた「標準仕様」を確認する

いくら良い自然素材を使っても、建物の「断熱性能(UA値)」や「気密性能(C値)」が低いと効果が半減します。
標準仕様の中に「どんな素材」が含まれ、「どんな施工精度」で建てられるのかを建築会社に質問しましょう。

まとめ:賢い家づくりの第一歩は「知ること」から

新建材は「初期コストを抑えられ、見た目が均一」というメリットがあります。
一方で、自然素材は「室内の快適性、健康配慮、住むほどに増す愛着」というプライスレスな価値を生み出します。

どちらが正解ということはありませんが、「それぞれの特徴を知らずに価格や見た目だけで選んでしまい、住んでから『もっと空気環境にこだわればよかった』と後悔する」ことだけは避けていただきたいと考えています。

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